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books / 食品添加物の本 , アメリカ大陸一人旅の本

6/20/2006

アメリカ一人旅、添加物.jpg
 先日のことです。帰宅すると愛犬が尻尾を振りながら必要以上にまとわり付いてきます。なんだろうと思いましたがバッグにあわせて鼻先が動き回るので「これかな?」と、食べかけのお菓子をひとかけら取り出しました。すると読みどおり犬は飛び上がって喜びをあらわにし発狂寸前です。犬は本当に素直な動物です。人間のように欲しいけど欲しくないフリをしたりしません。(まあそうではない人もいますが・・・。)あまりの興奮ぶりに少し厳しく「だめ」というとお座りをしてじっと私の目を見つめてきます。本当にお利口なのです。私はゆっくりした動作でお菓子をお皿に入れ「まて」と命令します。犬は皿の中心を目が飛び出さんばかりに凝視しています。深呼吸の後「よし!」というや否やお菓子は犬の口の中に入ってしまいました。なくなった後も皿の周囲を探し回り、お菓子が落ちていないか確認しています。それが終わると私のほうを見て尻尾を振ります。「もう一つくれ」との意思表示なのでしょうが残りは犬の目の前で私が食べてしまいます。犬は少し残念そうな表情をした後、まだあきらめきれないのか探し回っています。私はやれやれという気持ちになり家に入りかけた・・そのとき!愛犬が突然「おぉえぇーーっ!!」と泡を吹き始めたのです。一瞬の間のあと私が「おい、大丈夫か!」と叫ぶと、怒られるとでも勘違いしたのか向こうを向いてしまいます。その後も「おえーー!」っと20分くらい吐き続け、最後には吐瀉物の中に血液まで混じる始末。「水を飲め!」と言って水入れを持っていっても怖がって逃げるだけなので背中をさするくらいしかできません。このまま死んでしまうのではないかと心配し、先ほどのしょうもない意地悪についても心から後悔し反省していると気持ちが通じたのでしょうか、容態は安定し始めました。元気はないものの寝場所で丸くなり落ち着いた犬を見てホッとすると同時に、この惨状の原因はあのおいしいお菓子以外考えられないという事実に気づき愕然としました。お菓子の袋を犬の鼻先に近づけるとやはり迷惑そうに顔を背けます。間違いありません。原因は私が平素摂取しているこの食品なのです。馴染みの食品の包装袋を凝視ししばらく考え込んでしまいました。かわいい愛犬を半殺しの目に遭わせた食品に対する怒りと同時に恐れの気持ちが私の中で消化できないまましばらくの間残りました。
 以上、長くなりましたが食品添加物に興味を持った経緯を説明してみました。ベストセラーにもなったという本書を読んでみると、食品添加物は確かに恐ろしい闇の部分もありますが現代社会では便利さという決して無視できない光を提供している現実が理解できました。ただし、その光を吹き消すほどの恐ろしい闇の部分があり、その闇が消費者に分かりにくいという事実が大きな問題で不安感がかきたてられます。簡単な記述で分かりやすく説明してあり、重要な知識を得ることができました。————————————————————————————————————————————————————————
 さて、次の本はアメリカ大陸といってもアメリカ合衆国の話ではなくメキシコ中心の話です。自室には「いつか読もう」と長い間積ん読になっている本がたくさんありまして、これもその中の一冊でした。ふと目が留まり、ほかに読む予定の本もなかったので読み始めたのですが文章の上手さに加え、たくさんのイラストが楽しくて結局止まることなく読みきってしまいました。かつて、研修会のあと米国のサンディエゴからメキシコのティファナへは行ったことがあります。そのときはバスを使って国境を通過しましたがいかにもラテンで猥雑な雰囲気が大変気に入りました。歯科のクリニックも突然お邪魔しましたが日本とは大きく違いました。本を読んでいろんなことを思い出しました。あー。懐かしい。ティファナは「トラッフィック」という映画で麻薬と汚職にまみれた都市のように描かれていました。我々がバスで通過し、徒歩で戻ってきた国境のゲートを映画中キャサリンゼタジョーンズが車で何度も行き来していました。映画は重いテーマですが見ごたえのあるすばらしい内容でしたよ。

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