歯並び治療専門 朝井矯正歯科

日曜日は2年に一度開催されます日本Tweed研究会の第10回大会でした。

 

土曜日の22時半頃にお茶の水に到着したのですがものすごく蒸し暑くて・・・、涼しかった関西からやってきた私にとっては辛い夜でした。

駅前でホテルの場所が分からずiPhoneを見るとこんな画面に・・・。

とても見難く直そうにもどうしようも無いので困って周囲を見回すとベビーカステラ売りのお兄さん。

繁盛してますし気安そうでしたので尋ねることに。意外にも関西出身の彼は親切で教え方も簡単で分かりやすい。頭いいんでしょうね。

「近所にコンビニがありますしお疲れでしょうから先に買い物されといたらいいですよ」まで言ってくれました。

お礼を言って別れましたが私の後もお客さんが途切れることなくしばらく会話を交わしてはみな買っていきます。

チェックインしてお腹が空いてましたのでさっきのベビーカステラ食べてみました。表面はサクッとしながらも中身はもっちりしててこれがまた美味しい。

今まで食べてきたカスカスで「勿体ないから食べなしゃあない」ようなのは一体何だったのでしょう。

あまりの美味しさに全部食べてしまい晩御飯を食べたいという欲求が消えてしまいました。

 

さて、翌日はいよいよ学会。

今回は骨格性の下顎前突開咬症例を展示してきました。

忙しい土曜日に資料を作ってくれた美人スタッフ達ありがとうございました。

 

良かったのは神奈川の高橋先生の発表。

抜歯症例、非抜歯症例にかかわらず適切な治療を行うと横顔の改善が認められます。

普段、クロンツ先生が英語で言っておられるのですが、日本語で完全に噛み砕いて解説していただけたことは知識の整理に繋がりものすごい納得できました。

 

”下顎の回転を抑えながら歯をアップライト”。

 

目指すべき治療結果として昔から言われていたのに、

最近はスピードとか見た目とか簡便さとか・・・、結果より手段ばかりクローズアップされてます。むしろわざと目を逸らしているように感じることもあります。

矯正医はみんな「大事なのはそこじゃない」と思っていることでしょう。

もちろん人間相手ですので審美性が大切なのは当たり前。

だからと言って治療目標を犠牲にしてたら本末転倒です。

 

クロンツ先生がいつも仰る「Faces First（顔が大事）」の基本原則は守るべきだと改めて感じました。

 

それにしても難しいことを平易に説明できる先生方、心から尊敬します。

私など簡単なことを難しく言っていないか反省せねばなと思いました。

 

会場の付近で横浜の稲毛先生とお茶していると良く知った顔が入口から。

「え？」と二度見すると奈良の岡下先生。他の学会に出席するためにスタッフ全員でやってきているようです。みんな頑張っとるなあ～。

 

私の人生まだまだ道の途中。

今回もやっぱりいろいろ勉強になりました。

 

というわけで　Jimmy Cliff　 「Many Rivers To Cross」

三途の川に至るまで、人生は渡らねばならない川だらけ。

歌詞の全部がいいわけでは無いですが味わい深い名曲です。

 

 

 

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