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others / 睡眠時無呼吸症候群 SAS

6/16/2006

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先日参加した勉強会で「睡眠時無呼吸症候群」について重要なお話を聴くことができました。日本ではつい最近の新幹線運転士の居眠りで初めてメジャーになった問題ですが米国ではかなり昔から研究が進んでおり、放置することで国家的損失がどのくらいになるのかというところまで分析が進んでいるとのことです。5年生存率まで出ているのですが驚くべきことに低い数値ではありませんでした。アジア人特有の骨格的な要因に加え、食生活の欧米化による肥満の増加など罹患リスクは上昇傾向にあり決して珍しい疾患ではありません。講演では詳しいメカニズムに始まり矯正医側からのアプローチまで膨大なデータを利用した説得力のある解説で大変参考になりました。演者は東京歯科大学口腔外科学講座の外木助教授でご活躍は国内だけでなく海外までも及びます。貴重な資料を惜しげもなく御披露くださり本当にありがとうございました。ぜひとも今後の臨床に活かしたいと思います。
 さて話は変わりますが、今回は「ムンクを追え!」を読了しました。
 どんな絵画オンチでも知っているムンクの「叫び」。その超有名作品がリレハンメル冬季五輪の開会式の朝オスロの博物館からいとも簡単に強奪されてしまいます。紆余曲折を経て奪還に至るまでの「事実は小説より奇なり」を地で行く駆け引きが非常に興味深くて面白かったです。他の被害にあった絵画についても詳細に書いてありましたが、ホントいい加減な扱われかたなんですねえ。
 これは物語の重要な部分ではないのですが「叫び」は本物が世界中に4つあるということを皆さん知ってましたか?世間では常識なのかも知れませんが私には初耳のトリビアで「ほ~う」って感じでした。
 多くの画家がそうであったように生前のムンクも冷遇されていたようです。作品に「失敗作」と落書きまで・・・というエピソードは切なくて、でも現在の高評価を考えると両極端すぎて少し笑ってしまいました。

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